ベトナムの星

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ニンソンとのお別れ

授業を終えた翌日の旅行は、車酔いがひどい先生や行ったことがある先生方は参加されず、少人数での旅行となりました。
しかし一度も見たことのない先生の旦那や知人なども参加するいつものVN人旅行。
楽しかったというよりも、そんなVN人の楽しそうな顔を見ることができたのが楽しい旅に。
最後のカメラマンとして役目を果たしに果たしました!

そして翌週は片付けにつく片付け。
最後の最後まであらゆるものをねだられては拒否!
そして逆ギレされたまま一緒に生活、という大家さんとの戦いに疲労がたまるたまる。
大量の抜け毛はもしや円形脱毛か?と思いましたが、大丈夫でした。よかった~。
そして任地以外の知り合いに会いに行ったり、隊員と会ったりして少しずつお別れ。

任地を立つ前日には私と退職の先生を祝う学校での食事会。
記念品はやっぱり絵をもらい。
最後の食事もやっぱり犬&酒まみれ。

まだ明日最後の別れがあると自分で分かっているつもりでしたが・・・途中で号泣。
というかお酒で自制が効かなくなったからかなぁ?
校長先生のつぶやきも、色んな先生の一言も全てが泣き所をつくものへ。
ベトナム人って結構別れにあっさりしてるからきっと驚かせたことでしょう。

そして別れの朝。
車をわざわざ借りてきてくれた教頭先生。
あっさりしてると思ってたら最初に一緒に号泣した元校長先生の奥さんとの別れ。
家まで荷物を取り&運びに来てくれた学校の先生達。
男の子も関係なく、抱きついて来てはバイバイ!&ハイタッチの子ども達。
強く手を握って涙ぐんでくれた先生。
結婚したら絶対相手紹介しなさいよ!と笑う先生。
私の顔の涙を優しく拭ってくれた先生。
大家のお母さんとは最後までうまくいかず、申し訳なさそうに見送ってくれたお父さん。
涙顔の私に「どうしたの?」と尋ねるしらないおばあちゃんの優しい顔。

霧雨の中、まるで物語が終わっていくようなそんな村の人との別れ。

ここでいっぱい涙が出たのはきっと別れがつらいんじゃなくて。
悲しいというか、やっぱり言葉が分からなかった分の気持ちのすれ違いは、
好きな人とはとことん仲良くなりたい私にとっては悔しかったのかなぁ。

もっとありがとうの気持ちを伝えたかった。
もっと気持ちを理解しあいたかった。
もっと一緒にくだらない話で笑いたかった、とかきっとそういう類の涙。

ハノイへ向かった車には校長・教頭と退職した先生が付き添ってくれて。
JICA事務所まで来て、最後にJOCVを世話してくれている担当の調整員と面談。

校長先生の話を通訳してもらって正確に聞くことができて良かった!
私の思いも正確に伝えられて良かった!
別れ際の、これまで一度も泣かなかった校長先生の涙顔は忘れません。
本当に、本当にいい出会いでした。

活動を書くために書いてきたこのブログ。
ここで終ろうとも思いましたが、もうちょっと続けようと思います。
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# by etoetoetou | 2009-03-16 20:08

こんな終わり方

ベトナム語で霧雨を直訳すると「粉雨」。
降ってるような、霧の中にいるようなそんな天気が相変わらず。

2回目のクラスマッチは水曜日。
この日は雨の粒がちょっと大きめで気温も低く、半分断念。
子ども達に「降ってないよ!」と言われても風邪をひかせるわけにはいかず。
最後の授業なのに残念。と思うと次のクラスの時間に一瞬雨が止みまして。
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急遽一方のクラスに呼びかけ、実現。キャ~~~!!!っとお猿の鳴き声炸裂!
この雄叫びももう聞くことないなー。
男女ともに雨露に濡れて白けた芝生を蹴散らして熱戦。
終わった後はみんな池で足を洗ってました・・・(笑)

そして木曜日。
この日の朝も昨日とおなじ。
「帽子かぶれば大丈夫!」「僕たち平気です!」の声に押され教室へ。
女子に意見を聞くと「もちろん♪体育しよう!」え?ほんとに?

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ズルッズルに滑るレンガ敷の校庭でドッジボール。
滑って転ぶ、走る足に力が入らず変な走りに笑いの絶えない授業。
感謝すべきは私の方だなぁ。

そして午後。
木曜の午後はたいてい誰かの研究授業。それが今回は私。
なぜか雨も午後には止んでしまいました。

授業をするのはキャリア組。これも縁なのでしょうかね。
以前に子ども達にはドッジボールや縄跳びの跳び方の紹介をすると言っていたのですが、
「縄とびいやだー!サッカー!サッカー!」「縄とびの代わりにリレーは?」など
縄跳びは人気がなかったことを再発見。よく頑張って今まで跳んでたもんだ!

結局授業では縄跳び・リレー・ドッジボールの3本立てを行いました。
通常授業ではないけれど、これが最後の機会ですから。
そして授業後に意見交換。

ここが熱かった!
最初の意見は「子ども達はリエコの授業が本当に好き」と、まあ普通の意見。

「ベトナムのカリキュラムにはない遊びばかりだからカリキュラムが変わらないと…」
おー、そうきたか。

「ベトナムにはまだあういう遊びは確かにないけれど、熱心さや誠実さからも学ぶところはある。リエコと子ども達の親密な関係は周知のことでしょ。」
と。勝手な解釈ですが・・・そういってた気がする(笑)

「一緒に運動するということもあると思う。私たちはあんな色んな跳び方やって見せられないでしょ?教師が自分でできるように努力することも必要じゃないか。」

「リエコなんか校庭何十周も走れるんだから!」
「洋服も運動できる格好でいるし。」「○○先生もジャージ着たら?」
「いやよ!授業の後どこにも恥ずかしくて行けないでしょ!絶対いや!」
おいおい…話がずれてきたんだけど。

この辺でざわつき始め、本音トークが加速!
「運動じゃなくて遊びだろ」「だから子どもは好きなのよねぇ」と遠い所で言われ放題。

私の思いに気づいている人がいて、気づいてない人がいて。
授業中・授業以外ともに子ども達との関係の近さが何を意味するか分かっている人。
私の授業の裏の努力を知っている人。
奇抜な遊びにしか目が向いていない人。
遊びは運動じゃないと思っている人。

「聞かれた質問以外に意見が言えない授業で子どもが見えますか?」

「楽しくもない運動をさせられて運動を好きになれますか?」

「カリキュラムに従うだけじゃなく、子どもにとって必要な体育の授業について考えたことがありますか?」

「カリキュラム以外で今の教え方に変えるべき部分はないと思っていますか?」

ってピシッとベトナム語で言えたらいいけど言えないし。
まぁ、私から言う必要もないのかもしれないけれど。

体操もやらない授業を見せたことで、少しゆさぶりをかけられたと思ったら、帰国かぁ。
子どもとの関係や教師のあり方を考えるならば、まさに今から!って感じた時間。

聞けた本音は耳が痛くとも、それでも素直に本音が聞けて良かったと思えたし。
ここまで来た!とも感じたし、ここまでか…とも思うわけで。
こうした本音がもっと早く聞くことができてたらな~。

私の思いに気づいてくれているのが校長や教頭ってことが唯一の救いでしょうか。
カリキュラムのせいにして何も学ぼうとしていない人に御指導できる存在。
子ども達を、先生たちをよろしくお願いします。

こんな感じで終了。なんかあっけなかったなぁ。
翌日は言われたとおり、学校休みにして一日観光!さすがベトナム。
私のためにありがとう。でも授業もなくなっちゃったんだけど…。
でも私のためだけじゃなく、他の先生の退職記念や「国際婦人の日」にもかけてあって。
これはできたら後日報告を。あー忙しいよ~。
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# by etoetoetou | 2009-03-07 14:03

それも当たり前に

暖かくなってきたと思ったら、またも冷たい風が吹いてきた!
温度計が20度前後なのにこの寒さ。ということは変わったのは私の方?
毛穴が開ききっちゃって、日本の寒さがやけに辛いというOVの噂は本当かも。

ほーんとに寒いんですって!
これは2年ベトナムにいないと分かんないから信じてもらえないのは仕方ないけど。
早めに送ろうと思っていた冬着が送れずイライラ。

今週で授業を終えます。
ギリギリまでやろうかとも考えたけれど、ケジメをちゃんとつけたかったし。
片付けが早く終われば、学校に授業を見に行けばいいし。

なので、今週はクラスマッチ週間&最後の時間。
なーんか実感が湧きませんが、終りなんだな。

先週には急に教員研修の時間に「来週はリエコが授業ね!」なんて言われるし。
そして月曜日に「土曜日はみんなで観光に行くのよ!」と告げられ。
本日火曜日には「金曜に行くことに変更ね!」と告げられ。授業は?なくなるの??

なんでもギリギリだなぁ!でもいつの間にか「あ、そう」としか感じなくなっていて。


月曜日のクラスマッチは何も滞ることなく進みました。

いつも履いていない立派な靴を履いている子がちらほら。

寒いのに半袖ではりきる子どももちらほら。

私のいる職員室を私の方を向いてにやにやしながら通りすぎる子ども数名。

ルールの違いも、ゴールの高さでもめることもほとんどありませんでした。

霧雨なのに嫌がる子どももいませんでした。

ずっとサッカーが嫌いだと思っていた子が裸足になって蹴っていました。


いつの間にこうなったんだろうなぁ。

今活動を終えようとしているからこそ気づいたこともきっとたくさんあって。

やっぱりベトナム人にはなれないな。でも日本人でいいや。
でも日本に帰ったらベトナム人って言われちゃうんだろうな。

とか、とりとめのないことがよく頭に浮かぶこの頃。

公開授業と最後の授業。どうなるんだろう???
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# by etoetoetou | 2009-03-03 17:59

バクザンツアーと大学生

先週末から霧雨と灰色の空が続いています。
朝からパキッとしない天気というのはあまり心によろしくありませんが仕方がない。
また洗濯物と授業の有無を毎日心配する日々。

運がいいのか授業がサッカーなので、霧雨だろうと子ども達は体育を渇望。
他の先生達が半ば呆れ気味。ははは。

そんなニンソン的日常に一筋の光が!
某大学の学生のスタディツアーがバクザンにやってきました。

彼らは教育分野に携わるJOCVの活動に興味があるということで。
今回バクザンに2泊し、全バクザン隊員の活動場所の訪問。

現在4人いるバクザン隊員は3名が小学校教諭。
1名がハンディキャップチルドレン村でリハビリをしている理学療法士。
なのでお手伝いやら通訳も兼ねて、バクザン内の任地訪問に同行させてもらうことに。

久しぶりの大学生とのご対面。いやぁ。若いっていい!(笑)
おばさん的発想につい陥る自分にやや悲しくなるも、学生の時の塾の教え子よりも若いんだからと納得。
古きよき思い出を彷彿させてくれる楽しい時間となりました。

他のバクザン隊員の配属先にはもう何度も足を運んでいるけれど、行く度に新しい発見や自分の活動を振り返るきっかけを得ることができます。
私のことを覚えてくれている職場の人や子ども達に会えるのも楽しい♪
でもこれがもう会うの最後かもなぁ、なんて思うとちょっと寂しかったりもして。

各配属先に滞在は数時間。でもやっぱり緊張するし、気合も入るし結構パワーが必要。
他の学校ではなぜか子ども達はサインを求めにやってきて芸能人気分を味わったり、投げ合いで勝負を挑んでくる子どもに応えたり。
そしてバクザンツアーの最後がニンソン小学校への訪問。

他の小学校とニンソン小の違いと言えば、まずJOCVがいるといえど、ただの一般学校。
他の隊員の学校は、各郡の中心校として教育プロジェクトに積極的に参加してきた学校。
その分、ニンソンは一層田舎度が高く、子ども達の野性味が違います。
人見知りなんて言葉は知らない子どもが7割。内弁慶は最初だけ!の人見知りが3割。

最初の交流の時間こそしおらしかった子ども達も休み時間にはすっかりいつもの調子。
じゃんけん、ハイタッチ、おんぶにだっこにと、終始まとわりつくこどもの波。
ツアーも佳境を迎え、疲れもピークの大学生に容赦なし!
これはねぇ、、、「楽しかったです♪」と言ってくれましたが、きつかっただろうなぁ。
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霧雨の中、一緒にドッジボールもしてくれました。
子ども達はめっちゃ楽しかったはず!交流をしなかった他のクラスの子ども達ですらも
次の日「昨日のお兄ちゃん、お姉ちゃん達は?」と聞いてくる。
お客さんなんかめったにいないので、ドキドキして交流したくて仕方ないんですよねぇ。

そして校長先生をはじめ、他の先生も当たり前のようにお迎えの準備をしてくれていて。
こういうのがなにより有り難い。

これでニンソンへのお客様は最後。
私が去った後、ニンソンで外国人に会えるのはいつなんでしょうかね?
後任のJOCVなんてもうすっかり考えていなかったのに、寂しそうに見送る子ども達を見て
ちょっと残念だなぁ…なんて物思いに耽ったのでありました。
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# by etoetoetou | 2009-02-28 14:20

わかりやすいのは子どもたち

サッカー2週目。
もうですね、何というか、やる気が違うわけですよ。
言わなくてもペットボトル凍らせて持ってきたり、先に空地へ行っていたり…。
「今日は授業最後の時間だから長めにやろうね♪」なんて言ってくるわけです。

わかっちゃいましたが、、、ここまであからさまにやる気の違いを見せられると
他の運動だってもっと私がしゃべれて上手く授業できたら楽しいのに!!と言いたい。
でも結局、魅力的な教材には敵わないですねぇ。

そんなこんなで、授業は順調です。
男子は熱くなり過ぎてセルフジャッジがたまに上手くできませんけど。
女の子たちが本気で怒り試合をやっている姿にはびっくり。
私のチーム分けも気に入らないと「チーム変えよ!」と言ってくる。
しかも自分たちで分けさせてもいい塩梅に力を等分したチームができていたりして。

先日は放課後に「せんせー、ボール貸してー!」と男の子と女の子。
「来週授業なくなるんでしょ!?なら来週できないし。おねがーい♪」とまあ、鋭いご指摘。

それぞれにボールを貸したけれど、なんと結局一緒にサッカーしていました。
サッカーも一緒に!?またもじーん。もうさすがにウルウルはしませんが。
キャリア組の子ども達は、他のクラスの授業の時に3コートあるので私が別の場所で見ていても、勝手にジャッジしてくれていたりします。いうこときかない他の子に注意したりとか。

慣れってすごいですねぇ。
よく考えたら私が1年以上付き合った子ども達は日越史上この子たちが初めて。
持ち上がりのクラスってこんな感じなんでしょうかね。
そして来週出張で授業ができないと伝えると「えーまたー?」なんて言われ。
本当に言語が違うだけでやりとりは日本にいる時のよう。ごめんなさい。

出張を告げ授業が無くなる不安を煽ったせいか、それから頻繁に聞かれるのは
「いつ日本に帰るの?」
どれだけサッカーが好きなん!(笑)
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# by etoetoetou | 2009-02-21 14:19