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ベトナムの星

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テトが明けるまで ~年末編~ 

その1 年の瀬の前
テトとは旧暦の正月で、同時におそらくベトナムで最も大きな行事。
太陰暦は日数が太陽暦とは異なるため、毎年太陽暦の同じ日になるとは限りません。
今年は2月7日が元旦。
休みは三が日前後に3,4日付いている場合が多いようです。

この連休を使って北部をこよなく愛する南部の同期が遊びに来てくれたので、一緒に別の同期の任地であるホアビンという省へ遊びに行って来ました。

けれど北部は相変わらずの真冬のど真ん中!
しかもピークはこの週だったようで。
村にまで来てくれたのに授業はなくなるし、冬のバクザンは人当たりが悪い!
なんでいつも南部の同期が来る時にかぎってこうなんだろう?酷すぎます…。
私だってしもやけできちゃいましたよー。もぅー。

ホアビン省はハノイよりも南側。山も多く少数民族も住んでいます。
今まで見たことがないくらいたくさんの山と大きな川。ちょっと日本っぽい。
しかもこの川は冬で流れが穏やかなせいで、ベトナムではかつて見たことがないような澄んだ川の流れ!きれいに見えた分より癒された気がします。

田舎っぷりなのは同じなのに少数民族の生活する村や大きなダムなど観光スポットがあるのは新鮮!
ハノイから日帰りツアーなんかもあるそうですよ、ホアビン。

けれど、ベトナムで生活しているからでしょうかね?
同期の任地っていうのは観光地だろうとなかろうと何かとちょっとした違いがひっかかって楽しいんです、これが。

こんな楽しみ方は今しか味わえないんだろうなあなんて思いながら、同期の家の豪華さや町並み・雰囲気を満喫。
旅が終わるまで予定にせかされる事もなくゆっくり話ができたのもよかった!

でも寒かったー!おそらくニンソンとごっつですね。あの寒さ。
北部はやっぱり夏がいいみたいですよ!サパ、ハロン湾も夏がいいし。

ホアビンは夏にダムが大放流するらしく、それはぜひ一度は見たい!
ダムマニアには必見!ホアビンでした。

 その2 年の瀬
ホアビン→ハノイ→村へ帰ってきたのは、大晦日の前日。
ハノイの大混雑にも驚いたのですが、村の市場も大賑わい!
明らかに村の人口が増えていました。
即席のメリーゴーランドまで!
多いだけじゃなく、みんなうきうきせかせかしていて「師走」って感じ。

でも何をしてよいやらわからず、いつもどおりに起きた大晦日。
家には知らない男の子が来てなにやら働いていました。掃除のお手伝いさん?
スティ先のお母さんに部屋の掃除をするように言われ、午前中私は大掃除。
お父さん達は掃除をしながら「Banh chung」という正月のお餅作り。

お昼は校長先生の家に呼ばれ、一足先に正月料理をご馳走になりお腹いっぱい。
もちろんビール三昧。最近寒くてビールがあんまり嬉しくない…。

夜までのんびり過ごして大晦日のご飯。
特に珍しいものではなかったですが、いつもより酒を呑みうーん、きつい…。

その後校長先生に呼ばれていたので学校へ。
大晦日の夜にどうして学校へ行かなきゃいけないんだろう?

意味も分からずいくと、学校によく来る役所の方が訪問しに来られお酒を酌み交わすことに。

これって仕事熱心なのかどうなのか?
学校に来ていたのは校長や教頭、事務の先生など一部の先生だけで、ここでも私は一人ずつ乾杯することになり、うぇ~やっぱり外国人枠ですか!?

バクザンの先輩隊員から「飲まされる覚悟でいたら意外と大丈夫だった」と去年のテトの話を聞いていたので安心していたのに…。

明日からのテトに多少の不安を抱えながらも、寝床へ就きました、というか沈没したんですけど。
by etoetoetou | 2008-02-11 17:02