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ベトナムの星

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初めての授業 前編「自己紹介」

ついに全クラスを回り終えました!授業と言っても最初の出会いなので、やっぱり大切にしたいなあと思って、教科書は一切使わず「自己紹介」がテーマです。今週の内容については、前編「私の自己紹介」・後編「子どもたち」に分けてお届けしたいと思います。
(前編)
まずは自己紹介と言うことで、私の名前。日本語も紹介しましたが、さっぱり分かりません!という顔。漢字を見ると中国語のようにしか見えないみたいです。その後にベトナム語で「Liêkô」と書きました。ベトナム語にも方言があるのですが、主に北部の人が話すハノイ弁では、「R」はザ行になっちゃうんですね。私の名前をアルファベットのまま書くと「ジエコ」。なんかジャイアンの親戚みたいで嫌なので、日本語の発音に似ている綴りで書いています。簡単な発音のようですが、ベトナム人にとっては単母音が3つも入っているというのは難しいのか、「リ・エ・コ」と切らないと読めません。スティ先の家族やよく話す先生方でも面倒くさいようで「リコ」「エコ」と言う人がほとんど。子どもたちは柔軟性があるので、やはり発音に慣れるのも早いですし、私の下手くそな発音でも聞いてくれます。(時々私の発言の解釈で意見が割れ、けんかが起こることも!ごめんね~。)
 次に日本で先生をしていたことを伝えるために、出国前に校舎を回って撮った写真を紹介しました。遊具があったり、保健室や音楽室があったり、こちらの学校にはないものを不思議そうな目で見ていました。職員室をみて「会社みたい…」とつぶやく子どもも。その後日本の絶景写真集と絵葉書で雪や桜などを紹介。私は2代目隊員なので子どもたちは日本語を始め、日本についてはいくつか知っています。あるクラスでは教室に入った途端、みんなで「オハヨー!」と挨拶してくれました。それでも私の持ってきた写真集は「きれい!」と大好評。買ってきて良かった~と思わずにやり。^^また、浴衣や下駄なども見せて紹介しました。写真の美しさもあって、自然の美しさにも大きく反応してくれましたが、印象では東京や街の様子など日本文化よりも現在の日本に関心があるみたいでした。
ここの子どもたちは、飛行機をあまり見たことがありません。バスに乗れば、1時間半程度でハノイへ行くことができますが、ハノイや省都(日本で言う県庁所在市)に行くことはめったにありません。高層ビルとネオンの光、自動車と人で溢れる街の様子って彼らの目にどんな風に映って見えるのでしょうかね?
 その後は「みんなから自己紹介をして欲しいけど、先生はまだよく聞き取れないから、自分の顔と好きなものを描いて紹介して欲しい」と話し、絵を描いてもらうことにしました。
by etoetoetou | 2007-09-17 15:18